「もう逃げないようにずっと鎖で繋いでおくから」



そう言われ、鎖で繋がれたままの真っ暗な生活が始まってから3日が経った。



人質としてこの倉庫に閉じ込められて、4回目の夜を迎えようとしていた。



「たーいと☆」



毎晩ここへ、雛姫さんはやって来る。



毎日日向くんと絡んでから帰るんだ。



そのたびに突き刺さるほどの痛い視線が、私に注がれる。




そして今日も…



可愛いメイクをして、泰斗へ会いにやって来た…。