「…はい、到着!」 先生との時間はあっという間に過ぎた。 先生があたしの家の前で車を止める。 「でも まさか先生が職場に来るなんてね」 「はは、驚いた?」 「うん。おかげでバイトだってバレちゃった。最悪だぁ」 「へ? 何で?」 「だってかっこ悪いじゃん?」 「別に関係ないよ。ちょこっと仕事の様子見てたけど、笑顔で頑張ってた」 「…」