リビングからパソコンのキーボードを打つ音がする。
「はぁ」
ドアからそっと中を覗くと、みー兄が真剣にパソコンに向かっていた。
「今日も、ダメだよね」
仕事も学校も休みの日曜日、先々週からずっと映画に行こうって約束してた。
でもみー兄は今仕事が大変で、土日関係なくパソコンに向かってる状態。
だから、映画の約束は2回も断られた。
今日もダメっぽいから、これで3回目だよね。
いいんだけどね、別に映画に行けなくても。
ただ、ちょっと寂しいかな。
同じ家にいるのに、最近すれ違いばかり。
みー兄は帰ってくるのが深夜過ぎで、私はそれを待てずに眠ってしまう。
朝も私より早く家を出て、会話らしい会話をしてないの。
だから、すごく寂しいんだけど、そんなこと言えない。
だって私は、ここに置いてもらってる身だから。
「はぁ」
ドアからそっと中を覗くと、みー兄が真剣にパソコンに向かっていた。
「今日も、ダメだよね」
仕事も学校も休みの日曜日、先々週からずっと映画に行こうって約束してた。
でもみー兄は今仕事が大変で、土日関係なくパソコンに向かってる状態。
だから、映画の約束は2回も断られた。
今日もダメっぽいから、これで3回目だよね。
いいんだけどね、別に映画に行けなくても。
ただ、ちょっと寂しいかな。
同じ家にいるのに、最近すれ違いばかり。
みー兄は帰ってくるのが深夜過ぎで、私はそれを待てずに眠ってしまう。
朝も私より早く家を出て、会話らしい会話をしてないの。
だから、すごく寂しいんだけど、そんなこと言えない。
だって私は、ここに置いてもらってる身だから。