いつもと同じ朝…けれど妙に清々しい朝だった。

 携帯を開くとヤツから昨日の謝罪のメールがきいていた。

『昨日はごめん…でも、どうしてもその日に言いたかったんだ』

『確かに俺は馬鹿だな…馬鹿は死ななきゃ治らないな』

『でもさ…馬鹿でも良い、俺本当にお前の事がすきだから』

 あたしはヤツへと返信を返した。

『馬鹿は死んでも治らない…でも嬉しかったよ』

 そう返信して携帯を閉じた。