「ん?!切れてんな!」


パパの言葉であたしは目

覚めた。



電話は切れていた。



【…よかった……フウ】



「どーせまた夜になった

らかかってくるだろ!

下に行ってくる…」


パパは車を見に行くのが

日課になった。



【ごめんなさい…ズキッ】



あたしは自分を責めるよ

うになった。



こんな

毎日が繰り返された。



パパのイライラがあたし

にぶつけられる。



夜になるのが恐くてたま

らない。



プルルルル~プルルルル

プルルルル~プルルルル



「よく毎日かけるよ!気持

ちわりー」


怒りを通り越し気味悪が

るパパ。



バシッ!!!


受話器を取らずに電話線

を抜いてしまった。



「朝になったら入れれば

いーだろ!」



【ズキン…TUN…あたし

が憎いの?あたしに嫌が

らせ?…もう…やめよう

よ…グスッ……お願い…

TUNそんな人じゃない

よね?そんな事するの似

合わない…ょ……あたし

の愛してるTUNじゃな

い…ょ…グスン】




これ以上TUNに堕ちて

欲しくない――――