見慣れない天井。

あれ?何で寝てる?

少しずつ頭の中で整理をつけていく。

腹の痛みと同時に思い出す。

刺されたんだ。

「あー…生きてた」

「死にたかったんですか?」

椅子に座っている名波の顔は少し疲れていて目の下の隈が酷い。

「先生、男前が残念になってるよ」