「ゆいっ、おはよっ」


「…おはよ」






リビングでテレビを見ていた紫織に挨拶を返し、ソファーに座る。

そしてあくびを一つこぼした。




結局昨日帰ったのは朝方で、今は昼過ぎ。

海に行くのは夜中なのでまだまだゆっくり出来るし。



クリスマス本番で混んでるから外には出ぇへんけど。








「あ、あんなっ、ゆい」


「なに?改まって」







ソファーから立ち上がり台所に移動する。

冷蔵庫を開け、水を取り出したときに紫織の声。



一体なんやろ。








「あたし蓮くんの事、好きかもしれへん!!!」


「ぶー!!!!」








いきなりの告白に、飲んでいた水を吹き出す。



いや、だって、え?







えぇ?










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