《みやびサイド》
 今日は土曜日で学校が休み!やったね!

 こんな事を思いながらあたしは美里と一
緒にバイトの面接先へと向かっています。

「美里の言ってた店ってどこ?」

「待ってもう少しだから」

 遠く感じるのはあたしだけかな?

「着いた、ここだよみやび」

 あたしは美里が指差した方向を見る。
そこには普通のファミレスがあった。

 あたしもっとすごいの想像してたけど案
外普通。

「さぁ行くよ」

 あたし達はファミレスに入った。

カランカラン♪

「いらっしゃいませ」

「あの、店長いまか?」

 さん付けじゃないの!?

「はい、います。お呼びしましょうか?」

「うん、お願い」

 定員さんは、

「少々お待ちください」

とだけ言い他の人に持ち場を頼んで店長さ
んを呼びに行った。

 別に来た定員さんが美里を見てびっくり
していた。すると、その定員さんは恐る恐
る美里に聞いた。

「あの・・・もしかして柊社長の娘さんで
すか?」

「そうだけど?」

「やっぱり!美人のところが社長にそっく
りですね!」

 美里って社長の娘だったの?あたし知ら
なかった。という事は美里って・・・お金
持ちのお嬢様じゃん!

「ありがとう」

 そう言って美里は優しく微笑んだ。

 美里のキャラと遭ってないよその微笑
み。

「ねぇ美里ってお偉いさんの娘だったんだ
ね」

「まーねー」

 キャラ戻った。

 こんな事をしてると奥のほうからおじさ
んが出てきた。店長さんかな?

「お待たせしました。美里様」

 やっぱり店長さんだった。

「面接の準備はいい?」

「はい大丈夫です」

「それじゃー行くよみやび」