「じゃ、いってきまーす」


今日は久しぶりに1人で駅前……のはずだった。


私の手帳によれば。



「……なんで祥吾がいるの?」





「よぉ」


祥吾は欠伸をしながら

私の家の前に自転車を跨いで立っていた。