…………。

「長い!!階段!!」

私は魂が抜けていた。
このボスの家だろうところは階段が果てしなく長い。

「ちょっと!さっきまでの勢いはどこにあるのよ!」

「視話呼。私をおぶれ。ここは万里の長城か?あ?違うよね。視話呼のボス、親分の館よね??」

私はそういうなり階段に座り込んでしまった。もう何段登っただろうか。

三百は登ったぞ。

あ?もしかして私は死んでんのか?この果てしなく長い階段はボスではなくエンマ大王にあうために私は登ってるのか?

「チョト!ね?大丈夫!」
あ?天使の囁きか?

私はその声のする方へ顔をむける。


………。はっ!?視話呼!アッブね~うちまじ一回死んでた!!視話呼が呼び戻したんだ!!

私は思わず視話呼を抱き締めた。

「あんた、悪いけど私あなたのこと愛せないわ」

…。は!?

「ちげぇー!!ピンクの視話呼なんて眼中にね~大丈夫だ。視話呼、これは友情の証だ。」

「眼中にね~だなんてストレートすぎるわ!紅茶ならストレート好きよ~。でも友情の証だなんていい事いうじゃない!!」



いつしか、私たちは友情を育んでいたのであった。