暗い場所…

そこは丸で倉庫の様な汚さ。

そして静けさ。


私は生まれてから親にも相手にされない。

すすり泣きしても誰にも相手にされない、
惨めな子供だった。


そんな私にも名前はあった。


私の名前は倉木 詩美
(クラキシミ)


今でも窓の外は、黒いカラス

黒鳥の闇に私は同情されていた。