鬱蒼と生い茂る密林

長いツルやぬかるむ足場

湿度を持った気候も

全てが敵である


「だあぁっ!もうあっつい!」

うだるような暑さと湿気に、けんは叫ばずにはいられなかった。

「るさいなぁ…お前はエルメスかよ…」

「一部の読者にしか分からないツッコミをするなよ!」

「イライラしてるねぇ~、けんくん。……にしても、両方の読者っているのかな?」

多分いないと思います(天の声)




このザ・ジャングルへと足を踏み入れた5人は、文句を垂らしながらも、近くの村を荒らす盗賊団『蜃気楼』を退治すべく、アジトへと向かっていた。


「………?なんで数ページ前の話の解説が入るんですか?」

新入りの格闘家とうかは、未だ神の言葉に慣れてなかった。


「とうかさん…一応ここではその声には触れないということで…」


「…?なぜですか?」


「とうか。大人の事情というやつだ。俺らだって言いたかったんだ。『さぼ〇』だってな…」

遠い眼をするとうか以外の4人

いやホント、すいません…