康太を騙して、自分を殺して、だいぶ経つ。



そろそろ言わないと・・・。



これ以上隠しても同じ・・・。



そう思って康太に、夕食の後話そうと決めた。



「あのね・・・康太・・・、私・・・・」



「俺別れねーよ?」



「え・・・・?」



顔をあげると、見たことのないくらい怖い顔の康太がいた。



何・・・・、私まだ何も言ってない・・・・。



「康太、ごめんね!私・・・まだやっぱり・・・将がす・・・」



パシンと頬に痛み。



え?



何?何がおきたの??



「・・・・留果、将なんて忘れろ・・・。な?・・・・忘れろよ!!!!」



「きゃあ!!!!」



優しい康太が私を蹴ってる?



わからない。



何がおこってるの?



ねぇ、これは夢?