「凛ちゃん、今日はどこ行く?♪」


6月の青空の下。
手を繋ぎ楽しそうに笑う恋人。


「んー…」



高校に入学してから何人目かの、上辺だけの、恋人。





「…なんかつまんない。」


そう言って、僕は繋いでいた手を離した。






「飽きちゃった。ばいばい。」