[パーンッ!パーンっ!]


「おめでとうございます。沙羅お嬢様♪」


目覚めたと同時に、鳴り響くクラッカーの音を呆然と聞くあたし


相崎沙羅[あいざきさら]



そしてベッドの周りで拍手をするメイドたち


「なっ!なんなの?!」



ボサボサの頭のまま、上半身だけを起こした


「おはよ―♪沙羅。」


「お母さん!!」



ハイテンションで部屋に入ってきた私の母


相崎美優[あいざきみゆう]