美紗に説得させられて、あたしと美紗は、りょうの大学に行くことにした。


制服で大学に入る事はできない。


あたしと美紗は大学の前で待つ事にした。


待つ事一時間。2月の寒さが身に染みる。


「そろそろ帰ろっか。」


そういおうとしたら、


「あっ!あれ‥りょうさん?」


美紗の指差す方向を見ると、そこにはりょうがいた。


2人の間に沈黙が流れる。


だって、りょうは女を連れてたから。


腕を組んで、それはそれは仲良さげに。


あたしはいたたまれなくなって走りだした。


「さき!!!」