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「早くしないとマックスが来るわ…」

「わかってるよ。だが感情コントロール機能を潰すのはなかなか難しいのはお前も知ってるだろ」

怪訝な表情をしながら私の中のデータをハッキングしている男はサリアを睨みながら言った。
私は何も抵抗できない。ただただ彼らにデータをハッキングされ書き換えられるのを見ているだけ。

「カルタス…!」

「るせえ黙ってらぁ!お前がマックスを欲しいがゆえに俺に頼んでんだろ?ちょっとは黙れないか?気が散る!」

「っ…悪かったわよ…」

カルタスはサリアの言葉を聞きため息をついてデータを書き換えはじめた。