*結夢*



私は男子が去っていったあとゆっくりその場に立った。




そしてあの男子が走り去っていったところをずっと眺めていた。



胸の当たりがズキズキするような感じがする。




「結夢・・・?」



そんな奈美の呼びかけにも応じず考えていた。





このズキズキは・・・恋・・・?





恋とよんでいいのだろうか。