「朱美ちゃん、手伝おうか?」


次の日。
あたしはサークルの部室でサークルの会報誌のようなものを作っていた。

「わー、いいんですか?ありがとうございます!」


白河先輩は隣に座るとホチキスで止めたり、穴あけをしたりという事務的な作業を手伝ってくれた。

白河先輩は工学部の3回生で、院に進学希望。

ということで就職活動に忙しい他の3回生の先輩たちと違ってサークルにもちょくちょく顔を出してくれる。


モデルのようにスタイルが良くって色白。
眼鏡をかけているけれど、その奥の目はグレーがかっていてとてもキレイだ。

おまけに成績抜群なので皆一目置いてしまう存在だったりする。