新橋駅SL広場脇には、朝、黒塗りの社用車が立ち並ぶ。
運転手同士会話を交わす言葉は、次期役員、ゴルフ、そして奥様の話。
役員の姿が見えると、ドライバーは、白手をし扉を開け「おはようございます」と、目も合わさずに一礼。専務を車に促す。
「今日は、家内に付き合ってやってくれ?」
なるほど、今日専務は、銀座だな。
「承知致しました。」
奥様を自宅から乗せると、歌舞伎座に車を向けた。
運転手は駐車場でしばし一服。車に着いているテレビを観ていた。4時間近く待たされ、うとうとしてしまった。
こんこん。
「失礼致しました。」運転手は慌てて奥様を乗せた。
「海を見たいわ。ここからなら、そうね、晴海埠頭。たまには夕飯でも一緒にどう。」
断れるはずもなく、運転手は晴海客船ターミナルに車を向けた。
晴海の夜景は最高だ。独特の建物が漆黒の闇に映え、振り向けば銀座の町並み。
5Fのフレンチで食事をし、奥様はワインも嗜んだ。だいぶ気持ちよくなっている。
シートに奥様を横たえ、扉を閉めようとすると、首に腕を回され、キスをせがまれた。
「お止め下さい、奥様。」すると、器用に脚で彼女はドアを閉めた。
それにも驚いたが、「私、主人とはご無沙汰で…、今日も銀座のママの所でしょ。」
図星だ。
奥様は自分からブラウスのボタンを外し、清楚な下着が見えたかと思うと、運転手のズボンを脱がせ、いきなりくわえた。
「奥様、いけません。僕は専務を裏切れません。」「いいじゃない、秘密にしておけば。ほら、私の舌でこんなに固くなってるでしょ。」
「入りたいって。それとも、私の言う事が聞けないなら、クビにしてもいいのよ。」…そりゃないだろ。
仕方なく運転手は、奥様に馬乗りになられ、されるがまま、奥様の子宮に吸い込まれてしまった。
手で、たわわな胸をつかまされ、性のご奉仕が始まってしまった。
奥様は、運転手とのSexが余程良かったのか、専務にうまい事を言って、買い物に、美容院に付き合わされた後、月に数回、ホテルでSexを運転手に強要した。
専務の運転手のみならず、実は、社長、常務の運転手も、こうして性のお相手をさせられていたのだ。
運転手同士、交わす会話は…。
乗り換えてみないか…。
欲求不満の奥様の奴隷達は、今日もそんな言葉を交わしていた。