ケータイ小説 野いちご

ツギハギの恋

第3章
ナニかに当たる

昨日のおかげであたしは翌朝、寝坊した。

いつものバスの時間にどう頑張っても間に合わない時間だった。

リビングに行くとお姉ちゃんが優雅にパンを食べていた。


「何で起こしてくんないの!?」

「起こしたわよ。あんたが起きなかったのよ?」

「……ひなたは?」


はっとして尋ねるとお姉ちゃんはキッチンを指さした。

覗き込むと犬のひなたがキッチンでガツガツ餌を食べている。
ひなたはあたしに気づいて餌皿から顔を上げた。


「んー。ミリちゃんおはよう!」

「おはよ……お姉ちゃん餌あげてくれたんだ」


何だか複雑な気分……。

ぼーっとしているとお姉ちゃんが声をかけた。

「あんた遅刻するわよ?」

「てか、もう遅刻だし」


どうせ遅刻するならと、あたしはゆっくり学校に行く支度を始めた。


朝からグダグタ。

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