時間が流れるのは早くて


気付いたら桜汰君との約束の日になってた、、



銀星は毎日楽しみで仕方ないみたいで


保育園から帰るたび、
『レッドはいつ??』って聞いては嬉しそうに笑ってた




桜汰君は撮影で忙しいみたいで連絡はなかったけど


昨日メールで


『明日、6時に丸源の近くの公園で待ってるから♪♪』


って入ってきた




−−夕方17時、、


いつも通りに仕事を終えて

保育園に迎えに行くと先生が


「今日銀星君、レッドに会うって喜んで話してくれたんですよ?映画にでも行くんですか?」


って聞いてきた



一瞬胸がドキッとしたけど


笑顔で相槌だけを打って保育園を後にした



「銀星、レッドに会うこと言ったの??」


「うん!!だってしゃ!!うれしんだもん。」



無邪気に笑う銀星だけど、
これは、、、ねぇ……


だけど、まとも言っても小さすぎて理解できないよね



たくさん考えて

「あのね…レッドが居るなんて言っちゃうとレッドとの秘密の時間が敵に知れて大変な事になるんだよ。」


って言ってみた


「たいへん??」


「うん…だからね、誰にも言っちゃダメだよ?」


無理かな、、理解できないかな


少しの沈黙のあと


「…レッドにあえないのやだ。ボクいわないね。」


って銀星が口にした