「莉子ーッ」


教室に戻ってきた私を聞き覚えのある声が呼んだ。


孝ちゃん?!


「莉ー子っ♪」


「なんで?!?!?」


何で孝ちゃんまでここに?!


もう私はパニック状態だ…


「知らなかっのか?アイツ今日からウチの1年だぞ」


混乱する私を見て健三が言った。


こっちは知ってたんだ健三。


今日はもう始業式どころじゃないよ…