和夫達二人が帰った後で、母親の乃里子(のりこ)は、夫に話しかけようとした。 しかし、夫の秀一は 「疲れているんだ。」 と一言いって、書斎に入ってしまった。 乃里子は書斎の扉を見ていたが、あきらめて夫婦の部屋に一人で戻って行く。