「リリは今日一日ここにいろ。」


カイにつれてこられたのはよく分からない部屋。


でも、周りにあるものは魔界のものだ。


「ココは魔界のヤツらの談話室。人間はこられないから…。」


「…うん。」


「…休み時間にはちゃんとくるし。おとなしくしてろよ。」


カイはリリの頭をなでていう。


もともとカイに会うために来たリリは高校に入ることなんて考えてなかった。


だから、転校の手続きもしてない。


「大丈夫だよ?」


笑ってリリはカイの手を頭からそっとどける。