最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

この作品は、当初の予定では山本希里が死ぬというところで終わらせる予定でしたが、全員の面倒を見ることになり、ついでに解決までを書こうと思ったら、随分長くなってしまいました。

それは、途中からこの作品にメッセージ性を持たせようと思い始めたからです。

皆さんは、誰かにひどい目に遭わされた。誰かが憎くて仕方がない。それを許せるわけがないと思うことはあるんじゃないでしょうか。

僕もたくさんあります。それこそ数え切れないくらいね。

ただし、それがいつまでも心の重荷になっているのも確かです。


恨みは晴らさないと消えないものなのでしょうか?


僕は、自分の心のなかで、それらのことを許すことが出来れば、それは消えるのかな?と、考えています。

それが出来れば苦労はしないんですけどね。


でも、もしそうなれば、自分で自分を褒めてあげたくなるかも知れないかなあ。

憎しみは不幸しか招かない。それが僕の考えです。