「で?」


行きつけのファミレスに響く、秀也の声。


「で?って?」

僕は秀也が何を催促しているのかまるでわからず、尋ねた。


「次の言葉を促してんだよ!そのまま終わったらただのノロケじゃねぇか」

唾をぴんぴん飛ばしながら、笑う秀也。


「はぁ…」


僕は全くノロケる気なんてない。

真剣に、相談してるつもりだ。