その日、朝早く朝練に来ていた野球部をのぞいて約二名、学校内にいた。



「誰も来てない…
よし、千夏いくよ!」



「は、はい…」



優さんの元気とは裏腹に私は力のない返事を返した。



き、緊張する!



私たちは人気のない廊下を腰を低くしてコソコソ歩いていた。



見るからに怪しい二人だ。



そしてその怪しい二人はそのまま女子トイレへと入っていった。



「ふう、ここまで来れば大丈夫」優さんがそう言って一息ついた。



私は軽くうなづくセーラー服を脱ぎ始めた。優さんも一緒になって服を脱ぎだす。



え?
二人でいったい何を……
まさかッ!



いえいえいえ、読者の皆様
いやらしい事を
考えないで下さい!!



実は今、まさに
入れ替わる瞬間なのです。