───*。゚



「はぁぁぁぁ〜」


あたしって、とんでもなく運が悪い子なんじゃなかろうか。

うん、きっとそうだ。てか、無理にでもそう思い込まなきゃやってられない。

ドンマイあたし・・・・。


帰りの電車の中。

あたしはとてつもなく長いため息をつきながら携帯を握りしめた。

やっと戻ってきたよ、マイ携帯。

その代償はかなり大きいけれど。










あれからあたし、すごくすごく、ものすごーく頑張ったんだ。


「か・・・・返してくださいっ!」

「嫌。返してほしかったら塾に入り直せ。みっちり鍛えてやるから放課後はないと思え。いいな?」


けれど、やっぱりダメで・・・・。

先生は頑として譲らなかった。

もうあたしの放課後はないんだってさ。ふざけんなっ!


結局、嫌いな人より怖い人を取ったわけだよ、あたし。

お母さん、おっかないんだぁ。

ついでに、キラキラしない高校生活を選んだわけだよ。

携帯を持っていないと、3年間浮きまくりな気がして。