おまえの強さがなんとなくわかったような気がする。

おまえの心がどうしてそれほどしなやかなのか。


それが少しだけだが分かったような気がする。



私はおまえのようになれるのだろうか?



この自分でさえどうしていいのかわからなくなった。
どうやって開けたらいいのかわからなくなった。


重苦しく。
何重にも鍵の掛けられた。


ひどく歪んでしまった心の扉を。



開けられるその日が私に訪れるのだろうか?



ああ、マリア。



おまえがいてくれるのならば。


私は変われるような気がする。



新しい未来に飛んでいけるような気がする。



だから、私は前に進もう。



おまえと一緒に歩んでいけると確信する未来のために――