ケータイ小説 野いちご

サミシイカラ…ウソツキ

事実



11月の寒い夜に、夫からの久しぶりのメール。

『今月も忙しくて帰れない。年末には帰るから、子供達にクリスマスプレゼント考えておくように言っといて。また連絡する。 賢人』


夫は夏のお盆休み以降から帰って来ない。


忙しくしているのはわかってるけど…年明けから始まる長男の高校受験の相談をしても、


「暁人(あきと)の望む志望校を受験させればいいじゃないか。」


と聞く耳を持つ気も無い。


実際、長男の暁人は学年でもトップクラスとかなり成績も良く、このまま行けば地元でも超難関と言われる公立進学校の合格は問題無いのだが、長男は進学校に進むより高校野球の名門強豪校への進学を希望している。


暁人は小学生から野球を続け、中学でも野球部に所属し部長として頑張ってきた。次男の寛人(ひろと)の入っている少年野球チームのOBでもあるので、空いている時間は少年野球チームの練習を手伝ったりと、心から野球が大好きなのだ。




< 68/ 107 >