ケータイ小説 野いちご

サミシイカラ…ウソツキ

熱病




キスをしたまま貪る様にお互いの衣服を剥ぎ取る。



「…ゆう…綺麗だ…」



成瀬さんはあたしの首筋に舌を這わせながら、熱い吐息で囁く。



あたしは細身だけど引き締まった成瀬さんの体にしがみつき、唇から漏れそうな声を必死に我慢した。


緊張で、体の震えが止まらない。自然に涙が滲んでくる。


「ゆう…大丈夫だよ。我慢しないで。声を聞かせて…」



そっとあたしを抱き起こし髪を撫でながら、優しく唇で涙を吸う。熱を帯びた成瀬さんに抱きしめてポンポンと背中を撫でられると、体の力が抜けていくのがわかる。



するとあたしを再びシーツの波に泳がせ、成瀬さんは指で、唇で、舌であたしに自分の熱を移す様に、体中を丹念に愛撫していく。



……熱い。熱いの…



あまりの熱さに、唇から甘い吐息が漏れ出す。





< 42/ 107 >