あの壮絶なバトルを
繰り広げた次の日。

私はイライラしていた。


「何イライラしてんの?定期も見つかったんでしょ」
「おまけに前川君に呼び出しされてさっ!内容教えてくれないし」


そう、私は前川颯人の
本性をまだ誰にも言ってない。

なんか言ったら復讐
してくるような気がして
言えないんだよね…


「てか体育だよ。着替えよ」
「うん、行こう、茗」
「うん!」


私達は着替えて
体育館に行った。

あれ?
「あ、隣のクラスも合同だ」
「うちらバレーだよね」

隣のクラスって…
やっぱり。
前川颯人いるじゃん!(涙)


「ほら、王子だよー!行かなくていいの?」
「もういいの!行こっ」

疑問そうな2人を
残して集合がかかった
場所に向かった。


「あれ、愛内さんじゃないですか」
「…昨日はどーも。」

何こいつ話しかけてきてんの!?
むかつくにも程があるし。

「たまたま合同ですね。よかったですね、虫けらと一緒に体育が出来て」

嫌みったらしい…
「ダッさい姿見といてあげる」


どうせ体育なんか出来ないでしょ。男子はバスケ…
せいぜい楽しんであげる!