「うん……そう、だから心配しなくていいよ。 ご飯? ちゃんと食べてるってば。 心配しないで……」 祖母はしきりに私の身を案じていた。 おろおろしているのが、電話でもはっきりと分かる。 「勉強だってね、ちゃんとしてるよ。 この前、授業の実験で失敗しちゃって、 うちの班だけ数値が出せずにクラスに迷惑かけたけどね、 悔しかったからその次の週では、実験を一番に終わらせて、 一番良い結果を出して、先生に褒められたんだから」