ケータイ小説 野いちご

“俺様”大家の王国

引っ越し
逃亡生活スタート




私は渡された手描きの地図を片手に、ドアの前で深呼吸をした。

不動産屋さんは、急ぎの仕事が入ったとかで、

結局この日は私一人だった。
 
覚悟を決めて、インターホンを押す。
 
ややあって、ドアが開いた。
 
中から出て来たのは、若いぼさっとした男の人だった。

あまり、私と歳は違わないように見える。



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