しばらくいちゃいちゃした後…綺麗な女将さんに見送られ、あたし達船に揺られていた。
あたし達のたどり着く先はどこにあるのだろう。
*
「おりるぞ」
「ん~~っ」
眠りかけていたあたしをお兄ちゃんが引っ張って船から降りた。
船に揺られる事、早、5時間。
たどり着いた場所がここ。"輝未村"。
人口千人にも満たない小さな過疎地で、輝く未来と書いて、"きすえ"と読む、らしい。
"輝く未来"と書いて"輝未"だなんて…
ステキだと思う。
偶然たどり着いただけなんだけど、少し心が弾んだ。
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