ケータイ小説 野いちご

紅い記憶

記憶との出会い

 10月8日。今日は日曜日だというのに、稔は朝から部屋の中で騒いでいる。


 不思議に思った桜が何をしているのか尋ねてきた。


 自分のパソコンのパスワードを忘れ、それが書いてある紙を探していることを伝えると、不可思議な表情を浮かべながら桜が稔を手伝い始めた。



 普通、思い出せもしないようなパスワードを設定する方がおかしいんじゃないかとでも思ってるんだろう。


 
 桜が押入れの段ボールを開けてみると、中から古いアルバムが出てきた。


 中を見ると、小学高学年くらいの稔と一緒に、何人かの親戚が映っている写真がある。


 どうやらお正月の写真らしい。


 よく見ると、その中に岸和田和也がいる。



 驚いた桜を見て稔が説明をした。



 


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