おいで… こっちにおいで… 白い手が私の前でひらひらと動いている。 真っ暗闇の中、私を導いてくれるかのような手に私はフラフラとついて行った。 「お姉ちゃん。」 導かれるまま進んでいると強い光に包まれた少女が私の前に現れた。 可愛い声で私を呼ぶ少女。 可愛らしい小さな手を私に向かって差し出していたんだ。