授業も全て終わって
今部活中



「美海にしては上出来じゃない?ま、あんたは元がかわいいからね」



美海をまじまじと見て言う愛子



「そんな気使ってお世辞なんていいよ〜!

てか何人かには可愛いねって言ってもらえたけど…


隼人は何も…」



ため息をつきながら隼人を目で追った



可愛いどころか
ちび猿はちび猿って



ホントに美海のこと好きなのかな?



ふったら気まずくなるからしょうがなく付き合ってるとか?



「そんな落ち込まないの!まだ今日は終わってないのよ?

あの隼人くんのことだしただ照れてるのよ」



「ん〜、そうかな?そうだといいけど…」



また大きなため息



付き合ったらもっと近づけて


もっと大好きになれる
そう思ってたけど



不安は増える一方



「ま、とりあえず今日の帰り!頑張りなさい?」



そういって愛子は美海の頭をポンッと撫でてくれた



「うん…!これでダメだったら美海…。」



考え直した方がいいのかな?



隼人に似合う人なら他にもたくさんいるし