ケータイ小説 野いちご

溺愛 連載中

第2章 中1 13歳 中3 15歳
4月 【始まりの季節】

『新入生、入場。』今日は入学式。
どこの中学校もこの言葉でいっぱいなんだろうな。
なんてわけのわからないことをボーッと考えていた。

やっば、また卒業式みたいに眠たい・・・なあ。

そのまま、重たいまぶたを閉じ、意識が途切れ始める。
マイクの音も途切れ途切れに聞こえ、もうほとんど耳に入っていないと思う。
そんな中『・・・・起立。』と聞こえた瞬間。

ガタッ!

危ない、立つの遅れたらまた岡崎たちに馬鹿にされるッ!

          ・・・
「おい、牧山。お前は新入生かッ?!」アタシは目が点になった。
先生も、新入生の親も、在校生も、アタシを一点にみつめる。
在校生は全員座ってるし、新入生は全員立っていて・・・。

アタシは自分の顔が赤くなっていくのと暑くなるのがわかった。

ま、まちがえたああああああああッ(泣)!!

in 教室 Time 休憩時間

「牧山ってあほなのか?」岡崎が聞く、

「あほじゃないッ!」アタシが答える、

「じゃ、牧山は馬鹿なのか??」岡崎が聞く、

「馬鹿じゃない・・・てゆうか、馬鹿にしないでッ!」アタシが答える。
今日、1日はみんなに馬鹿にされる人間になった。
寝たいから寝た。と言う、理由なんて通らなくて。
今日、1日の記憶がみんなからなくなればいいのに・・・。そう思うぐらい恥ずかしかった。

「たく、由紀も馬鹿だね、寝なきゃよかったのに。結構目立ってたよ??」真理奈がくす、と笑う。

「牧山、新入生の注目の的だったけどなッ!」岡崎はにやにやしながら言う。

「うるさい、もう、忘れてよッ!」アタシがキッと岡崎を睨む。

「はいはい。」なぜか岡崎はアタシの頭をくしゃくしゃなでる。

「なんだかんだ言って、あの二人はラブラブよね。」

「ああ、そうだな。俺らもアレぐらいする??」

「馬鹿ッ・・・。」真理奈と秋元くんもラブラブしている。

結構、アタシと岡崎のカップル話は広まりつつある。
時々、冷やかす男子や女子もいるけど・・・。
もう1ヶ月も付き合ったらまったく気にしなくなる。

だから、どうどうとラブラブしているのだ。

キーンコーンカーンコーン



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