『月下の君には秘密です。』


こちらは灰色現実でのお話。
ジャンルは「青春」。


単品でもOKだと思います。
しかしながら、記憶シリーズの一部でもあるのです。

その為、感想ノートはネタバレ厳禁とさせていただいてます。
分かる方には分かってしまうのです。


主人公は…、

・今野 晃
・高校2年
・陸上部
・バカ
・お子様

…ってところでしょうか。
ざっと表面で言えば。


彼の家のお隣に住む幼馴染み、「井上さん」とは家族ぐるみのお付き合い。

思春期?何それ。

と言わんばかりに未だ一緒。


昔からずっと一緒だから、大抵の事は言葉無くして分かり合っているし心の休まる居心地の良い関係だったのに…

彼はある一件から、
自分の特別な気持ちに気付いてしまった。


晃くんの遅い思春期の訪れ。
そこからお話が始まってゆきます。

季節は、秋の終わりから年末にかけての短い時間。


普段は強がって天邪鬼な彼は、そんな気持ちを誰にも相談出来ず、一人こっそりと日記を書いています。
なぜか敬語で。←深い意味はない

その日記の内容は、普段の彼の姿からは想像出来ないくらい素直な物。

作中に何度も出てきます。