次の日の学校、

昨日コンタクトを無くしたせいで

今日は学校にめがねをかけてくるしかなかった。

久しぶりのめがねを
いじりながら学校に向かう。


学校にたどり着いて校門に入ってたら
遠くないところで歩いてる五十嵐先輩の後ろ姿が見えた。


はき潰したそのスニーカーも

ぼさぼさな髪の毛も

だるそうなその背中も

全部かっこいい…。


「あ、あの…」


勇気を出して彼を呼び止めた。


チラッと私の方に振り向く五十嵐先輩。