ケータイ小説 野いちご

憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)

第2幕
撮影スタッフ

学校に行けば、堀君は、相変わらず毎日話しかけてくるけど、他の生徒は近寄ってこない・・ 

ただ、意識しなくても、聞こえるヒソヒソ声と感じる視線

ジョーがいなくともそれは絶えることがなかった

それでも、ココの中で確実に変わり始めたものがあった

自分の事

自分の中に流れる血

同じ両親から生まれた兄弟

親の七光りと言われ、悩むジョーの姿

自分の限界を見たレン兄

じゃあ自分はどうなんだろうか?

そう考えたとき、ココに迷いはなかった

そして、ココは今、なんの因果か

両親の再会の地

カウアイ島で、撮影に挑もうとしていた

もちろん、ココの撮影ではない

あくまでも、ココは風景の一部

それでも、ココにとっては大きな一歩だった







< 54/ 202 >