「茉李」


「りっくん....じゃなくて、陸。」


私は、名前を呼ばれ振り向いて、愛しい彼氏の名前を呼んだ。


最近、名前で呼ぶように言われてるけど未だに慣れない。


「いい加減慣れてよ。」


呆れられてる。


「だって....」


「エッチの時は、恥ずかしがらずいろんな....」


「陸!!」


あり得ない。


陸は、いつもそうだ。


「冗談だよ。」


陸は、私をからかうの好きだからって。


「けど、エッチする時は、あれなのにな....」


陸は、何かを思い出すように言った。


「な、なによ....」


そりゃ、陸に求められたらなんでもしちゃってる気がするけど。


「茉李は、なんでも可愛いからいいんだけど。」


恥ずかしがらずに言わないでよ。


昔の陸と大違い。


私は、今でもドキドキしすぎて死んじゃうかも。



「りっくん、変わりすぎ....」


「あっ!また言った。」


「だって.....」


やっぱ、不意打ちは慣れないよ。