一才を過ぎた美憂は、保育園に通い始めた。



人なっこい美憂は、始めて保育園へ行った日、



泣きもせずに私から離れて行った。



そしてすぐにお友達も出来た。



そして美憂担当の保父さん。



大学出たての23才のイケメン君。



中村瑛太君。



もう美憂が夢中。



一才の女の子が夢中も可笑しいんだけど、



美憂は瑛太君が髪は長い子がいいと言ったらしく、



「髪長いーの。する?」



意味不明だ。



夕顔曰く、「瑛太先生の好みに合わせて髪を長くしたいんだって。



それと美憂が子供ぽい服嫌だって。」



子供ぽいって、美憂はまだ子供だよ。



しかも一才。



はぁ、ため息しか出ない。


保育園に美憂を送って行くと、



美憂が私にすぐバイバイをする。



何故?



これも夕顔から聞いた事で、『美憂ちゃんのママ可愛いね。』と瑛太先生が言った。




美憂は私をライバルと思ってるらしい。



そんな事あり得ないでしょ!