ケータイ小説 野いちご

オレンジの空は今も

加奈

加奈とは高校時代からの親友だ。

入学当初からどこか加奈には華があった。


新しい暮らしが本格的に始まり数日が過ぎると、

同じクラスの加奈の周りには、あっというまに人だかりができた。


栗色の柔らかそうな髪にくるくるとよく動く瞳。

制服のスカートから伸びるスラリとした足をリズミカルに前後しながら、バンビのように廊下を歩く姿は、ことさら男子の目を惹いた。






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