護に村田君のことを聞いてみよう。ついでにデートに誘われたことも自慢しちゃえ!

 そう思っていたのに…。

 1月は日が暮れるのが早い。学校を出たときには、薄暗くなり始めていた程度だったのに、家に着くまでに、外はもう真っ暗になっていた。

 直接、護の家に行くつもりだったけれど、たまには電話をするのもいいか。

 私も護も、自分専用の携帯電話を持っていない。だから、固定電話の受話器を手に取った。

 トゥルルル…トゥルルル…

 ダイヤル音が聞こえる…カチャ

 「ただいま電話に出ることができません…」

 留守番電話サービスにつながった。

 こんな時間に、護の家に誰もいないなんて…奇妙に感じた。