ケータイ小説 野いちご

国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜

雷斗くんの更なる正体
特訓開始

 私と雷斗くんのパーティーに向けての特訓が始まった。雷斗くんのお父さんはその日のうちに膨大な量の資料を雷斗くんのパソコンにメールで送ってきた。正直これを全部覚えるのは無理じゃないか? と思ったけど、やるしかない! 土曜日もバイトがか入っていたが店長にお休みをしたいと言ったら「もちろん、羽花ちゃんはたまには休んだほうがいいよ」と快く急な休みを承諾してくれた。休んだ方がいい……休みたいけど、休めないんです。土曜日に向けて特訓なんです。といってもほぼ私の特訓なんですけどね……


 一日目、バイトから帰ってきてすぐに特訓開始。とにかく雷斗くんのお父さんの会社がどんな仕事をしているのか、たくさんの情報を頭に叩き込んだ。とにかく覚えることが多すぎて、テスト勉強より頑張っている気がする。


「羽花、明日はバイト休みだよな?」


 ダイニングテーブルに広げられた会社の資料をしまいながら雷斗くんが聞いてきた。


「は、はふぃ。休みです」


 詰め込みすぎて脳がオーバーヒート寸前、返事をするのもいっぱい、いっぱいだ。


「じゃあ明日は放課後パーティーに着ていくドレスを買いに行くぞ」


「はいぃ、ドレスですね……へ? ドレスですか!?」


 勝手に高校生だから制服でいいと思っていたけれど、まさかちゃんとドレスで行くなんて、いや普通に考えればとっても凄い会社のパーティーだ、正装に決まってる。


(どどどどどうしましょう、ドレスを買うお金なんて……いや、貯めていたお金を使えばきっと買えるはず!)


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