ー小山陽菜side

「それから、アシのつかない拳銃と俺のクローンの死体を渡されて

2週間入念に準備して、あの日、大和会に襲撃された日書斎に篭ってる振りをして、混乱に乗じてクローンの俺に似せた死体を部屋に置いて、水野会の会長、、、陽菜の祖父に当たる人をリリーを殺したのと同じデザートイーグルと呼ばれる銃で、両足と両腕を打って苦しみ悶えるのを少しだけ眺めて、死なないうちに家に火をつけてすぐに東京に戻りました

水野会にしばらくいましたが、今まで殺しも薬物も僕自身はしていないです
人身売買は、外国に逃がすという意味で海外に彼らを連れては行きましたが、実際には売ってないので一銭にもなっていないです」

「最後に私が鳴海に言った言葉、覚えてる?」

「”嘘をつかれて今さら失望するくらいなら、初めから本当のことを言って欲しかった”でしたよね」