「、、、、あったかい」
真っ白なシーツのベッドの上で目が覚める
タオルケットを握りこんで小さくなって寝る私の手を握って鳴海が横で寝ていた
なんだか懐かしい夢を見たような気がして
ぼんやりした意識の中でまだ夢の中の鳴海に近づく
「どした?寒い?」
「ううん、違う」
「甘えんぼさんか
可愛いね陽菜、、、もうちょっとだけ寝させて」
鳴海のそばに寄ろうとする私を抱き寄せて、背中を軽く撫でてくれる
その手はすぐに止まって、しばらくすれば規則正しい寝息が聞こえてくる
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